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ノーマルのAT用シフトトリムに合わせながら金切りはさみでアルミ板を切ります。薄いので直線部分はカッターナイフでスジを入れて折ることも可能です。この方が直線はまっすぐに切れます。また薄いので金切りはさみが家にない場合は普通のはさみでも切れます。但し、アルミ板を切るとはさみやカッターの歯をかなり傷めますのでご注意ください。 |
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ノーマルのAT用シフトトリムの上に置いてみたところです。最終的にはこのトリムにボルト止めしますので位置あわせしながらシフトレバーの動きの妨げにならないようにトリムほぼ一杯に作ります。 シフト左の細長いくぼみ?(何のためにあるの?)がちょうど悪い位置にありますのでボルト締めのときに一工夫必要です。 |
切り抜いたアルミ板の裏側に半分の巾でアルミ板をもう一枚張り合わせます。 革の厚み分の逃がしと強度面で必要です。真ん中をくりぬいた部分のアルミを切って作りました。長さが足りないので継接ぎになっていますが、裏ですのであまり目立たないと思います。アルミとアルミの接着にはエポキシ樹脂系のボンドがベストかもしれませんが、皮革用に用意した合成ゴム系のボンドでも十分接着できます。合成ゴム系のボンドは張り合わせる両面に薄く伸ばしてそのまま10分ほど放置します。ボンドを塗った部分が指で触ってもベタつかなくなったら貼り合わせてください。
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ビニール袋を利用してブーツの型合わせしました。 ゴルフ3はシフトのストローク(Pレンジから1レンジまで)が長いので現物にあわせてみないとわからないのでこの状態をテープで仮止めしてシフトチェンジをしてみました。何度かシフトを繰り返し、そのたびに切ったり張ったりして原型(型紙)を作りました。これに合わせて本革でブーツを作ります。高級車のセンタープレス風に継ぎ目は1ヶ所にしました。ただ単にその方が簡単だっただけですが・・・柔らかい革だから出来る技です。 |
ビニール原型を展開して型紙にして少しずつ調整しながら作ります。革を型紙にあわせて後で調整がしやすいように一回り大きめに切ります。やはりここでもシフトのストロークの具合を現物にあわせてみなければなりません。継ぎ目部分をホッチキスで仮止め、このブーツを作ったアルミトリムにテープで仮止めして取り付けてみます。シフトチェンジをしてみるとやはり型取りのビニールとは厚みが違うので動きに違和感があります。
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問題はPレンジに入れたときに、奥側のブーツのたるみ、逆に手前側のブーツの引っ張りが出てきます。そのため最初からPレンジ側に少しブーツを傾けて取付けしました。その分1レンジが入りにくなる可能性がありますが今まで1レンジ使った覚えがないのでPレンジを優先しました。 ブーツの継ぎ目は糸で縫うつもりでしたが縫い目が表面に出るとかなり上手に縫わなければ目立ちますのでボンドとホッチキスを使い縫い目がない見えないタイプに仕上げました。 |
あとはキャップスクリューボルトでノーマルのATトリムにボルト締めします。デザインを考えて6本のボルトで取り付けました。ノーマルのATトリムと作ったアルミトリムにドリルで穴を開けてキャップスクリューボルトを通して六角レンチとスパナを使って締め付けるだけです。 ここにも「VOLKSWAGEN・RACING」のロゴマークシールをパソコンで作って貼ってみました。
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手間は掛かりましたが友人の評判もいいですし、MTだと思って乗り込んだスタンドやディラーのサービスマンがびっくり!また自作だと言う感心してくれます。 |